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コンセプトは「1ROOM」、トイファクトリーが新型キャンピングカー「バンライフ」発表
キャンピングカーを手がけるトイファクトリーが、フィアット『デュカト』をベースにした新型キャンピングカー「VANLIFE(バンライフ)」を発表。この新モデルは、トイファクトリーグループ企業のビーンズ「CRAFTPLUS」ブランドとのコラボレーションにより誕生した。
バンライフのコンセプトは「1ROOM」。デュカトの4.5平方メートル・2.7畳程度のキャパシティに、巧みにプライベート空間を創造している。内装にはワインの樽にも使用される無垢材のオーク材を採用。バンドソー加工によるヴィンテージ風の仕上げと、それぞれのパーツに合わせた塗装により、高級感と個性的な空間を演出、原木ごとの独自の木目や節の美しさが際立ち、一台一台が個性的で唯一無二の仕上がりとなっている。
標準仕様では乗車2名、就寝2名に対応。オプションで乗車4名、就寝4名まで拡張可能だ。常設ベッドのサイズはL1305mm×W1820mmで、2名就寝が可能。オプションでセカンドシートを追加すれば、フロアベッド展開時にL2190mm×W1000mmのベッドスペースが確保でき、最大4名就寝に対応する。
装備面では、ステンレス製のミニシンクや給排水タンク、カセットコンロを標準装備。オプションでテーブルや電装パッケージ、サブバッテリー、エアコン、FFヒーターなどを選択可能だ。また、トイファクトリーの強みである断熱施工もオプションで選択できる。
内装のカラーリングは、CRAFTPLUSデザインの8種類から選択可能。カリフォルニアスタイルの世界観を表現し、ライトな車中泊からオールシーズン対応の本格的な使用まで、幅広いニーズに応える。車両価格は税込み1089万円から。
トイファクトリーは「RV業界アジアNo.1カンパニー」の実現に向け、より一層キャンピングカー業界、バンライフ・車中泊市場を盛り上げるべく、2023年9月に有限会社ビーンズをトイファクトリーグループ傘下に加えている。
トイファクトリーの藤井昭文代表取締役は「輸入車としては初のコラボレーション企画となる今回のモデルで、より多くの方にキャンピングカーの魅力を感じていただきたい」とコメントしている。