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アウディの新型EV『A6 e-tron』、米国は「スポーツバック」のみで今夏発売へ

  • 《photo by Audi》
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アウディは、新型EV『A6スポーツバックe-tron』を今夏、米国市場で発売すると発表した。米国仕様は、4ドアクーペフォルムの「スポーツバック」のみを導入する。

A6スポーツバックe-tronは、アウディのラインナップの中で最も空力性能が高く、最長の航続距離を誇る電気自動車(EV)として注目を集めている。

A6スポーツバックe-tronは、後輪駆動モデルでウルトラパッケージを装備した場合、EPA推定で1回の充電で392マイル(約631km)の航続距離を実現する。これは、空気抵抗係数0.23という優れた空力性能によるものだ。

効率性の向上は航続距離だけにとどまらない。PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を基盤とするA6スポーツバックe-tronは、94.4kWhのバッテリーを最大270kWの出力でDC急速充電することが可能だ。適切にプリコンディショニングされたバッテリーであれば、充電曲線全体で高い入力レベルを維持できる。これにより、DC急速充電サービスを利用した場合、バッテリー容量10-80%の充電を21分で完了できる。

内装では、ドライバー志向のコックピットに「アウディ・デジタルステージ」が採用されている。11.9インチのバーチャルコックピットメーターディスプレイと14.5インチのセンターMMIスクリーンで構成され、どちらもOLED技術を採用している。これにより、真の黒を表現し、ドライバーの手の届く範囲(および視界)内に1つの一体型ラップアラウンドスクリーンがあるような印象を与える。

A6スポーツバックe-tronの米国仕様は、3つのモデルで構成されている。シングルモーター後輪駆動のA6スポーツバックe-tron、デュアルモーターの『A6スポーツバックe-tronクワトロ』、そしてダイナミックなパフォーマンスと高級感を融合させた『S6スポーツバックe-tron』だ。

アウディの新型A6/S6スポーツバックe-tronは、長距離走行能力と急速充電性能、そして先進的なデジタルコックピットを組み合わせ、電気自動車市場に新たな基準を打ち立てることを狙う。