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「サイドビューは理想的」新型アウディ『A6アバント』公開にファン大絶賛、車名に混乱も?
アウディは3月4日、新型『A6アバント』を世界初公開した。先行してバッテリーEVの『A6 e-tron』が発表されていたが、エンジン車のA6も、新たなハイブリッド技術を採用しフルモデルチェンジする。これを受けSNS上のファンからは高評価の声が多くあがっている。
新型A6アバントのエンジンラインアップは、ガソリン2種(2.0リットルTFSI、3.0リットル TFSI V6)、ディーゼル1種(2.0リットル TDI)の計3種類で、このうち2.0リットルTFSIを除く2種に「MHEVプラス」が採用される。MHEVプラスシステムは、48Vバッテリー、ベルトオルタネータースターター(BAS)、パワートレインジェネレーター(PTG)から成り、CO2排出低減と同時にパフォーマンスと快適性の向上も図る。
新たなプラットフォーム「プレミアム・プラットフォーム・コンバッション(PPC)」をベースに設計された新型A6アバントは、オプションの四輪操舵システムとアダプティブエアサスペンションによって、スポーティさと快適性を両立。エアサスペンションは車高調整やショックアブソーバーの制御を行い、「クワトロスポーツディファレンシャル」がさらなる俊敏性を実現する。
スタイリッシュなワゴンボディは、Cd値(空気抵抗係数)0.25を実現、内燃エンジン搭載のアウディアバント史上最高の空力性能を誇る。フロントには大型のエアカーテンと可動式のエアインテークが備わり、リアではルーフスポイラーとリアウィンドウ側面のエアロダイナミックパネルが空気抵抗の低減に寄与する。
エクステリアはBEVのA6 e-tronとはデザイン上の共通点はほぼなく、フロントマスクはe-tronが上下2眼ヘッドライトなのに対し新型A6アバントは新型『A5』に近いオーソドックスな形状のヘッドライトとなっているほか、サイドウインドウの形状やテールエンドはよりなだらかな傾斜がつけられ、アウディアバントらしいシルエットとなっているなど、完全に差別化が図られている。
インテリアには11.9インチの「バーチャルコックピット」、14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」、10.9インチの助手席ディスプレイを採用したことによる「アウディMMIパノラマディスプレイ」を実現。直感的でユーザーフレンドリーな操作・インフォテインメントシステムとなっている。またAIアシスタントとChatGPTを統合することで、自然な会話で車両設定や情報検索が可能となった。
新型A6アバントの発表にX(旧Twitter)では、「サイドビュー理想的、RS6も楽しみだな」「新型A6めちゃカッコいい」「サイドビューは世の中のワゴンで一番好きかも」など新しくなったデザインを高評価する声が多く見られた。
一方で、「あれA6ってガソリン車もでるの?」「偶数はEVだと思ってたらまた命名規則変わったのか」「A6(ガソリン車)って手のひら返し」など、2023年に偶数を電動車、奇数をエンジン車の車名に統一するとしていたが2025年に入り従来通りとすることが発表されるなど、紆余曲折があった命名規則に対し混乱している様子も多く見受けられた。
新型のA6アバントはエントリーモデルの2.0リットルTFSIが5万8000ユーロ(約908万円)から、MHEVプラス技術を搭載したディーゼルの2.0リットルTDIが6万1700ユーロ(約966万円)からとなっており、2025年5月末以降の納車を予定している。日本での発売時期などについては未発表。