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最大トルク1.5万Nmの電動オフロードトラック『シルバラードEV ZR2』公開、今夏発表の市販車をプレビュー
シボレーは、新たな電動オフロードトラックのコンセプトモデル『シルバラードEV ZR2』を米国で発表した。
シルバラードEV ZR2の主な特徴として、オフロード専用チューニングを施した前後サスペンション、マルチマティックダンパー技術、ロッキングデファレンシャル、アンダーボディスキッドプレートなどが挙げられる。
5か月の開発期間で完成したというこのハイパフォーマンスオフロードトラックは、約98%のGM純正パーツで構成されている。その性能の核心となるのは、プロトタイプのマルチマティックアダプティブスプールバルブ式の連続可変ダンパーだ。これにより、前後ホイールに13インチ以上のストロークを確保している。
37インチのBFグッドリッチKM3マッドテレーンタイヤと、1100hpのパワー、1万1500lb-ft(1万5594Nm)のトルクを発生させる3モーター電動パワートレインを組み合わせることで、「ZR2」の名に恥じない性能を実現している。
シルバラードEV ZR2は、シボレーが今夏発売予定の『シルバラードEV トレイルボス』のプレビューとなる。トレイルボスは、工場出荷時にリフトアップされ、18インチホイール、35インチオールテレーンタイヤ、赤いトウフックを装備した、よりオフロード性能の高いシルバラードEVとなる。
このトラックは、ホールレーシングチームの一員として、伝説的なオフロードレース「ミント400」のオープンプロダクションEVクラスに参戦する。
新たに搭載される「テレインモード」により、狭い空間での操作性が向上している。シボレーは、この電動オフロードトラックで、砂漠レースの過酷な環境下での実力を示すとともに、将来の量産モデルへの技術移転を目指している。