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ヒョンデ、新型3列シート電動SUV『アイオニック9』を韓国で発売…航続620km

  • 《photo by Hyundai》
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ヒョンデは、新型3列シート電動SUV『アイオニック9』を韓国市場で発売した。ヒョンデの革新的なE-GMPプラットフォームを採用し、高性能と優れた効率性を両立させた大型SUVだ。

最大の特徴は、その優れた航続距離と充電性能にある。長距離モデルの後輪駆動版は、19インチホイール装着時にWLTP基準で最大620kmの航続距離を実現。また、350kW充電器を使用すれば、わずか24分でバッテリー残量を10%から80%まで充電できる。

パワートレインは、後輪駆動モデルが160kWの後輪モーター、4輪駆動モデルが前後に70kWと160kWのモーターを搭載。高性能版の4輪駆動モデルは、前後とも160kWのモーターを採用し、0-100km/h加速を5.2秒で達成する。

エネルギー効率の向上に向けて、革新的な空力設計を採用している。業界初となるデュアルモーションアクティブエアフラップシステムを採用した。これは、エンジンルームへの冷却空気の流入を必要に応じて制御し、空気抵抗を最小限に抑える仕組みだ。

さらに、車体下部のカバーや空力に配慮したホイールデザイン、隠しアンテナなど、細部にわたって空力性能の最適化が図られている。これらの工夫により、0.259という低いCd値(前面空気抵抗係数)を実現している。

大容量バッテリーと広々とした室内空間、そして堅牢なボディ構造による優れた安全性も特徴としている。また、車両から電力を供給できるV2L機能や、400V/800Vのマルチ充電システムにも対応し、EVライフの利便性を高めている。