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ホンダのEV『プロローグ』、2025年型で航続と出力が向上
ホンダの米国部門は、EVでSUVの『プロローグ』の2025年モデルを発表した。最も注目すべき点は、航続距離が伸びたことだ。EPA(米国環境保護庁)の評価で、最大308マイル(約495km)を達成。これは従来モデルから12マイル増加している。また、出力も向上し、2輪駆動モデルで220hp(+8hp)、トルク243lb-ft(+7lb-ft、約330Nm)となった。
4輪駆動モデルも同様に性能が向上。EXとツーリンググレードの航続距離は294マイル(+13マイル)、エリートグレードは283マイル(+10マイル)となった。出力は300hp(+12hp)、トルクは355lb-ft(+25lb-ft、481Nm)まで増加している。
充電性能も高く、DC急速充電では最大150kWの充電が可能。約10分の充電で65マイル(約105km)の航続距離を得られる。
2025年プロローグは3つのグレード(EX、ツーリング、エリート)で展開され、価格はEXグレードで4万7400ドル(約710万円)からとなる。全モデルが米国の7500ドル(約112万円)のEV税額控除の対象となるため、実質的な購入価格はさらに下がる。
ホンダは2030年までに、北米全体で約10万か所のDC急速充電ステーションにアクセスできるようにする計画だ。これには新設のIONNA充電ネットワークやテスラのスーパーチャージャー、EVgoやエレクトリファイ・アメリカのネットワークが含まれる。
プロローグの性能向上と充電インフラの拡充により、ホンダは急成長する北米EV市場でのさらなるシェア拡大を目指している。