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マクラーレンがF1優勝記念車、「MCL38セレブレーションエディション」発表…18台限定
マクラーレンオートモーティブは、2024年のF1世界選手権コンストラクターズタイトル獲得を記念し、特別仕様車「MCL38セレブレーションエディション」を発表した。この限定モデルは、『アルトゥーラ』と『750S』の2車種で各9台、合計18台のみの生産となる。
マクラーレンは2024年のF1シーズン、9月のアゼルバイジャングランプリから首位を守り続け、最終戦のアブダビグランプリで優勝を決めた。ドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、MCL38マシンで8回のポールポジションと6回の優勝を獲得。これはマクラーレンにとって1998年以来の快挙となった。
MCL38セレブレーションエディションは、この栄光を称えて作られた限定モデルだ。両モデルとも、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズが手がけた特別なカラーリングを施している。パパイヤオレンジとアンスラサイトのカラーは、モータースポーツ界でのマクラーレンの存在感を示すものだ。
車体には「チャンピオンズ・ローレル」と「9スター」のロゴが誇らしげに配置され、オレンジのアクセントやブレーキキャリパーなど、細部にまでこだわりが見られる。
内装も特別仕様だ。ドライバーサイドのカーボンファイバー製サイドシルカバーには、ノリスとピアストリの直筆サインが入る。さらに、シートのヘッドレスト部分にはチャンピオンズ・ローレルが配置されている。
最も注目すべき点は、各車両に搭載される特別な記念品だ。実際のMCL38 F1マシンのカーボンファイバーボディパーツを使用した専用プレートが取り付けられる。さらに、ボンネット収納部には、2024年シーズンのMCL38の成績を記したプレートも設置される。
アルトゥーラは3リットルV6ハイブリッドパワートレイン、750Sは4リットルV8ツインターボエンジンを搭載。両モデルともマクラーレン特有のカーボンファイバーモノコックシャシーと優れた空力性能を備えている。750Sにはアクティブリアウイングとプロアクティブ・シャシー・コントロールIIIサスペンションシステムも装備されている。
この特別な18台は、マクラーレンの栄光の歴史に新たな1ページを加えるものとなる。