注目の自動車ニュース
VW『ゴルフGTI』米国でマイチェン、約650万円の最上位「アウトバーン」も登場
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、改良新型『ゴルフGTI』の価格を発表した。改良新型は最新のテクノロジーを搭載し、デザインも一新。価格はSトリムが3万2445ドル(約496万円)からとなっている。
改良新型ゴルフGTIは、外観デザインを刷新。新しいフロントバンパーやヘッドライト、赤いキャラクターラインなどが特徴だ。内装も大幅にアップグレードされ、12.9インチの独立型タッチスクリーンを採用。最新のオペレーティングシステムを搭載し、ソフトウェアの高速化や直感的なレイアウトを実現している。
注目すべき新機能として、AIを活用した音声アシスタント「Plus Speech」が導入された。これはmyVWモバイルアプリを通じて利用可能だ。さらに、ステアリングホイールのスイッチがボタン式に変更され、15ワットの通気式ワイヤレス充電機能も追加された。
安全性と視認性の向上にも注力しており、救急キットや警告三角板、安全ベストなどが標準装備となった。また、メカニカルアダプティブフロントライティングシステム(AFS)も採用している。全トリムに標準装備される運転支援技術「IQ.DRIVE」は、ドライバーの安全運転をサポートする。
パワートレインは、2.0リットルターボチャージャー付き4気筒TSIエンジンを搭載し、241hpを発揮。日本仕様の265psよりも、パワーは抑えられる。米国仕様のトランスミッションは7速DSGデュアルクラッチオートマチックのみとなり、6速MTは廃止された。
価格帯は、Sトリムが3万2445ドル、SEトリムが3万7420ドル(約572万円)、最上位のアウトバーントリムが4万0880ドル(約652万円)となっている。SEトリムには1300ドルのオプションで、レザーシートパッケージを追加することができる。
最上位のアウトバーンには、SEの装備に加え、DCCアダプティブ・ダンピング、パフォーマンスタイヤを装着した新デザインの19インチアルミホイールが含まれる。インテリアでは、3ゾーン・クライマトロニック付ヘッドアップディスプレイ(HUD)、運転席メモリーおよび12ウェイパワー調整機能付ベンチレーテッド・レザー・シート、リア・シート・ヒーター、パークアシストプラスも装備する。
フォルクスワーゲンは、この改良新型ゴルフGTIで最新のテクノロジーと快適性を提供し、ホットハッチ市場での競争力を高めることを目指している。