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コルベットZR1新型、米国5サーキットで市販車ラップタイム新記録
シボレーは、ハイパフォーマンスモデル、『コルベットZR1』新型が米国内の5つのサーキットで市販車ラップタイム記録を更新したと発表した。GMの4人の異なるドライバーが操縦し、それぞれのサーキットで新記録を打ち立てた。
記録が更新されたのは、ワトキンスグレン、ロードアメリカ、ロードアトランタ、バージニア・インターナショナル・レースウェイ(VIR)のフルコースとグランドコースの5サーキット。最速タイムはロードアトランタの1分22秒8で、クリス・バーバー主任開発エンジニアが記録した。
今回使用されたのは、オプションのZTKパフォーマンスパッケージを装備したプリプロダクションモデル。このパッケージには、カーボンファイバー製の大型リアウイングやフロントダイブプレーン、フードガーニーリップなどが含まれる。さらに、サスペンションチューニングや専用タイヤも装備されている。
ZTKパッケージを装備したコルベットZR1は、1064hpのツインターボV8エンジンを搭載。サーキットでの最高速度が233mph(約375km/h)、0-60mph(約96km/h)加速が2.3秒、1/4マイル(約400m)タイムが9.6秒という性能を誇る。GMによれば、これらの数値は100万ドル以下の市販車では比類のない性能だという。
コルベットZR1の価格は、クーペモデルが17万4995ドル(約2722万円)から、コンバーチブルモデルが18万4995ドル(約2878万円)からとなっている。生産は2025年第2四半期にケンタッキー州のボーリンググリーン工場で開始される予定で、注文受付は2月後半から始まる。