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BMW『M5ツーリング』新型、MotoGPのセーフティカーに…727馬力「Mハイブリッド」搭載
BMWは、タイ・バンコクで開催されたMotoGPのシーズン開幕イベントにおいて、新型『M5ツーリング』をベースにしたセーフティカーを発表した。
BMWは1999年からMotoGPの公式カーサプライヤーを務めており、セーフティカーやメディカルカー、セーフティバイクなどを提供している。今回発表された車両は、2025年シーズンから、新型『M5セダン』と共にMotoGPのセーフティカーフリートを率いることになる。
新型セーフティカーは、2024年11月に発売された新型M5ツーリングがベース。BMWの現行Mモデルとしては3番目となるMハイブリッドパワートレインを搭載し、2つのモーターを組み合わせることで、最高出力535kW(727hp)、最大トルク1000Nmを発生させる。サーキット仕様として必要な改造も施されている。
車体のデザインは、FIA世界耐久選手権や北米IMSAシリーズで競争するBMW「M Hybrid V8」レースカーからインスピレーションを得ており、BMWのハイブリッド技術への取り組みと、レーストラックで生まれストリートのために作られたという同社の理念を体現したものだという。
MotoGPのセーフティカーとしてのデビューは、2025年シーズン開幕戦が行われるタイのブリーラムサーキット(2月28日~3月2日)となる予定だ。それまでの間、この新型セーフティカーはバンコクで展示される。