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VW『ID.4』、米国モデルは大容量82kWhバッテリー搭載…4万5095ドルから

  • 《photo by VW》
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フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、電動SUV『ID.4』の2025年モデルの価格を発表した。チャタヌーガ工場での生産が再開され、82kWhバッテリー搭載モデルが先行して販売される。日本仕様の52kWhまたは77kWhよりも大容量だ。

価格設定は、後輪駆動(RWD)のProモデルが4万5095ドルから、全輪駆動(AWD)のProモデルが4万8995ドルからとなっている。62kWhバッテリー搭載モデルの詳細と価格は後日発表される予定だ。

2025年モデルのID.4は、主に3つのグレードで展開される。エントリーモデルのPro、中間グレードのS、そして最上級グレードのS Plusだ。S Plusは全輪駆動のみの設定となる。

Proは、19インチアルミホイール(RWD)または20インチホイール(AWD)、LEDヘッドライト、12.9インチインフォテインメントディスプレイ、ワイヤレス充電、IQ.DRIVEドライバーアシスト機能などを標準装備する。

Sは、20インチホイール、プレミアムLEDプロジェクターヘッドライト、30色のアンビエントライト、パノラミックガラスルーフ、パワーテールゲートなどが追加される。

S Plusは、21インチホイール、ブラックルーフ、3ゾーンエアコン、ハーマンカードンプレミアムオーディオシステムなど、さらに豪華な装備が含まれる。

フォルクスワーゲンは、2025年央からすべてのモデルで装備をグレードアップする予定だ。これにより、ID.4の競争力がさらに高まることが期待されている。

米国市場での電気自動車競争が激化する中、フォルクスワーゲンはID.4の魅力を高めることで、シェア拡大を目指している。チャタヌーガ工場での現地生産により、供給体制の強化も図られている。