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まるで戦闘機、ルノーがわずか1000kgの革新的すぎるコンセプト『フィラント・レコード2025』公開

  • 《photo by Renault》
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ルノーは、革新的なコンセプトEV『フィラント・レコード2025』を発表した。実車は2月5日、フランス・パリで開幕する旧車ショー「レトロモビル2025」で初公開される予定だ。

このデモカーは、ルノーの豊かな伝統とEVの未来像を融合させた大胆なデザインを特徴としている。

フィラント・レコード2025は、単なるコンセプトモデルではなく、卓越した空力効率と最先端技術のデモンストレーションでもある。ルノーのイノベーションへの取り組みと、より持続可能で効率的なモビリティへのコミットメントを強調している。

このデモカーは、1956年に308.8km/h の速度記録を樹立した「エトワール・フィラント」にちなんで名付けられた。航空機にインスパイアされたデザインは、クリーンで流れるような有機的な形状を持つ一体型の彫刻のような外観を呈している。

フロントとリアのホイールフェアリングは、車両のスタイルに貢献すると同時に、空力性能において重要な役割を果たしている。また、ボディワークの細部に至るまで、抵抗を減らすために最適化されている。

重量も設計の優先事項の1つであり、ボディワークに見える航空機構造技術にインスパイアされたネジなど、細部にまでこだわりが見られる。これは車両を軽量化するだけでなく、現代的でハイテクな外観を与える効果もある。

ルノーグループのEV部門のアンペアが供給するセル・トゥ・パック技術を採用し、車両のエネルギー効率を最大化しながら、スペースと重量の節約を実現している。セルをバッテリーパックに直接統合することで、バッテリーパックの重量を削減し、形状と利用可能なスペースを最適化している。

この新しいアーキテクチャにより、600kgのバッテリーを搭載しながら、車両の総重量を1000kgに抑えることに成功した。カーボン製のバッテリーケーシングも、重量削減に貢献しつつ、強度と保護性を向上させている。

フィラント・レコード2025は、2月5日にフランス・パリで開幕する旧車ショー「レトロモビル2025」で初公開される予定。その後、2025年上半期中に新たな効率性の記録樹立に挑戦する計画だ。

ルノーのこの革新的なEVコンセプトは、自動車産業の未来を垣間見せると同時に、ブランドの豊かな歴史と伝統を称える試みとなっている。航空機技術を取り入れた先進的なデザインと、最新のバッテリー技術の融合は、EVの可能性を大きく広げている。