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タフな「クロスカントリー」がフル電動で復活! ボルボ『EX30』に設定へ

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ボルボは2023年に、電動クロスオーバーSUVの『EX30』をベースに仕立てたタフネス仕様、「EX30クロスカントリー」をプレビューしたが、発売が迫り、量産型のプロトタイプがテストを開始している。スウェーデン北部の山中でスクープ班のカメラが初めて捉えた。

ボルボで「クロスカントリー」バージョンが初めて登場したのは1997年だ。オンロードモデルの『V70』ワゴンをサスペンションでリフトアップ、より頑丈そうなボディトリムと「クロスカントリー」のバッジを与えた。それ以来、この名前は『V60』ワゴンなどで断続的に設定されていたが、現在のボルボはクロスカントリーを販売していない。

クロスカントリーは他メーカーも注目したコンセプトで、メルセデスベンツは「オールテレイン」を、フォルクスワーゲンは「オールトラック」、アウディは「オールロード」などを自社ラインナップに設定している。ボルボより早い例ではフォルクスワーゲンの『ゴルフカントリー』があったが、この時は他の車種へ波及しなかった。

EX30クロスカントリーは2024年の発売がアナウンスされていたが延期、現在は2025年内の発売がスケジュールされている。遅れの理由は、ボルボはが関税を回避するために生産拠点を中国からベルギーに移転したから。これに伴いすべてのEXモデルの市場導入は1年延期され、EX30クロスカントリーの発売は2025年となった。

EX30クロスカントリーはオフロードの状況でより優れた能力を発揮する予定で、最低地上高は既存のEX30の171mmと比較して増加しているはずだ。プロトタイプを見ると、ノーズ、アーチ、テールの黒いプラスチックトリム、ルーフラック、新しい18インチ合金ホイールセットがパッケージの一部になっているようだ。EVのバッテリーとモーターを保護するためのスキッドプレートも装備される。

パワートレインは「EX30ツインモーターパフォーマンス」の428psデュアルモーターを搭載し、これに全輪駆動を組み合わせたセットアップに限定されるかもしれない。

ただしパワートレインや価格などについて、正式には未だ何も発表されていない。発売に先駆けた公式プレゼンテーションは2月10日が予告されている!