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日産学園の学生が制作、発想光る「NEO SKYLINE」と「Z Lealia」を大阪オートメッセ2025に出展

  • 《写真提供 日産自動車》
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日産自動車は、日産グループの学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作したカスタマイズカー2台を、2月7日に開幕する「大阪オートメッセ2025」に出展すると発表した。

出展される2台のモデルは、2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」にも登場し、学生ならではの発想と完成度の高さで来場者やメディアから好評を博した作品だ。

日産・自動車大学校は、全国5校に自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系の課程を持つ自動車整備専門学校である。今回出展されるのは、車体系の課程を有する京都校の学生たちが授業の集大成として制作した車両だ。

1台目の「NEO SKYLINE」は、CV35型『スカイラインクーペ』をベース車両とし、「現代のケンメリ」をコンセプトに1970年代に一世を風靡したケンメリ『スカイライン』をオマージュしている。30代から50代の顧客を意識して製作され、車名の「NEO」には各年代の人々への思いが込められている。

ボディカラーは学生考案のオリジナルカラー「トモアキブルー」で、ケンメリのブライトブルーメタリックをベースに新たにパールを加え、懐かしさの中にも新しさを表現している。

2台目の「Z Lealia」は、「家族と歩むスポーツワゴン」をコンセプトに、M35型『ステージア』をベース車両としている。車名の「Lealia」は「Lead(率いる)」と「Familia(家族)」を組み合わせた造語だ。

デザインは最新のRZ34型『フェアレディZ』意識し、リア周りはフェンダーやルーフを一部切断し、日産『リーフ』のリア部分を取り付けて溶接するなど大胆な改造が施されている。ボディカラーはRZ34フェアレディZ発表当時のイメージカラー「イカヅチイエロー」を採用している。

これらの学生作品は、自動車業界の未来を担う若者たちの創造性と技術力を示すものとして注目を集めている。大阪オートメッセ2025での展示を通じて、より多くの人々に学生たちの情熱と才能が伝わることが期待されている。