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ボクスホールの商用車『ビバロ』にスポーティな「GS」、EVも設定
オペルの英国部門のボクスホールは、商用車の『ビバロ』とEV版の『ビバロ・エレクトリック』に、新たなスポーティグレードとして「GS」を設定すると発表した。
このGSグレードは、外観の魅力向上と内装のグレードアップを図ったモデルだ。
ビバロGS専用のスタイリングとして、フロントリップスポイラーが追加され、存在感を高めている。さらに、フロントマッドガードを統合したサイドスカートが装備されている。
リアには、ピアノブラックのスポイラーが取り付けられ、独特のスポーティな外観を与えている。新設計されたリアバンパーも特徴的だ。さらに、ビバロGSには専用のY字スポーク18インチアルミホイールが装着され、高グリップのナンカンタイヤが採用されている。
内装では、実用性と快適性の両立を目指している。GSロゴが刻印されたハンド縫製のエコレザーシートが採用されており、大胆な赤いステッチと通気性のある穴あき素材で仕上げられている。このエコレザー素材は、色落ちしにくく、引き裂きに強く、湿気を調整して快適な乗り心地をサポートする利点があるという。
ビバロGSは、パネルバンとダブルキャブの2つのボディスタイルが用意され、クォーツシルバーとマーキュリーグレーの2つのプレミアムカラーも設定される。
パワートレインは、ディーゼルと電気の2種類から選択可能だ。『ビバロ・エレクトリックGS』は、75kWhバッテリーと136PSの電気モーターを搭載し、最大336kmの航続距離(WLTP複合サイクル)を実現している。100kWの急速充電機能により、バッテリーを5%から80%まで45分で充電できる。
ディーゼルは改良された2.0リットルターボエンジンで、6速マニュアルギアボックスを備えた145ps仕様、または8速オートマチックトランスミッションとペアになったより強力な180ps仕様が用意されている。
スポーティな外観デザインとアップグレードされたシートに加えて、GSには「Pro」トリムを上回る充実した仕様が含まれている。デュアルゾーン電子制御エアコン、キーレスエントリー&スタート、ワイヤレススマートフォン充電などを特徴とするコンフォートパックが用意される。
さらに、ウィンターパックも追加され、ヒーター付きレザーステアリングホイール、ヒーター付き運転席、運転手と乗客の安全性を高める胸部サイドエアバッグが装備されている。