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VWの電気ミニバン『ID. Buzz』、北米ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー受賞
フォルクスワーゲンは、新型電気ミニバン『ID. Buzz』が2025年北米ユーティリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞したと発表した。この栄誉ある賞は、10日に開幕した「デトロイトモーターショー2025」で発表された。
ID. Buzzは、フォルクスワーゲンの象徴的なマイクロバスを現代的に再解釈した車両で、ユーティリティビークル部門で最高評価を獲得した。革新的なデザイン、最先端技術、そして全電動パワートレインが高く評価された。
北米カー・オブ・ザ・イヤー賞(NACTOY)は、自動車業界で最も権威ある賞の一つとして広く認知されている。イノベーション、デザイン、安全性、ハンドリング、ドライバー満足度、ユーザーエクスペリエンス、価値の面で基準を設定する車両を表彰している。ID. Buzzは、米国とカナダの50人の著名な自動車ジャーナリストで構成される審査員団によって評価され、ユーティリティビークル部門の3台のファイナリストの中から選ばれた。
ID. Buzzは、レトロ調のスタイリングを特徴とし、大胆なVWロゴと鮮やかな2トーンのエクステリアペイントオプションが、広々としたインテリアと調和している。ムーンライト、デューン、コッパーの3つのインテリアカラーテーマが魅力を添えている。
標準装備には、12.9インチのインフォテインメントディスプレイ、30色のアンビエント照明、レベル2対応のIQ.DRIVE運転支援技術、電動スライドドアとテールゲートが含まれる。後輪駆動のID. Buzz Proモデルは282hpで、EPA推定航続距離は234マイル(約376km)。一方、4Motion全輪駆動車は335hpで、EPA推定航続距離は231マイル(約371km)となっている。
ID. Buzz Pro S Plusトリムは、スライドドアとテールゲートのイージーオープン機能、ハーマンカードン製プレミアムオーディオ、ヘッドアップディスプレイ、エリアビュー技術などの機能を追加し、さらに高級感を演出している。ベースモデルは2列目にベンチシートを備え7人乗り、全輪駆動モデルとPro Sモデルはキャプテンシートを採用し6人乗りとなっている。