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トヨタ『GR86』ソフトウェアアップグレードを発表、改良前モデルを最新の「GRの走り」に進化
トヨタは、スポーツクーペ『GR86』のソフトウェアアップグレードを発表した。一部改良前モデルが対象で、スロットル特性の変更(MT)、ダウンシフト操作時における許容領域の拡大(AT)などにより、アクセルレスポンス向上や素早いシフトダウンを可能にする。
GR86は2024年の一部改良でソフトウェアアップグレードをおこなっているが、これ以前のGR86(2021年10月~2024年7月までに生産されたGR86)に乗るオーナーにも磨き上げた「GRらしい走りの味」を体験できるようサポートする。
MT車向けの「GR86 PERFORMANCE SOFTWARE for MT」では、モータースポーツで求められるブリッピング操作のしやすさに着目し、エンジントルク制御を変更。アクセル操作に対してよりダイレクトなレスポンスが得られるスロットル制御を採用し、限界域での扱いやすさを向上した。
AT車向けの「GR86 PERFORMANCE SOFTWARE for AT」では、ATでモータースポーツに参戦するユーザーの要望に応え、ダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域を拡大。より広いトルクバンドを活用したスポーツ走行が楽しめる。
2025年春からGRガレージで販売を開始する。
同時にモータースポーツの現場で得た知見を生かした「GRパーツ」の新アイテムを発売する。GR86向けは、競技用の「GRファイナルギヤキット」(8万5800円)とサスペンション・駆動系パーツの「冷却フィン付きデフキャリア」(3万9160円)。どちらも2025年春発売予定としており、詳細は発売時の発表となる。
また、『GRヤリス』向けの競技用パーツ「GR機械式 LSD(AT用)」、「GRエンデュランスバンパーボルトセット」の発売も発表された。