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スマートの新世代EV、ACCESSの「NetFront Browser」採用…車載コネクティビティ強化

  • 《photo by ACCESS》

ドイツに本社を置くACCESS Europe GmbHと、電気自動車ブランドのsmart(スマート)は、中国市場におけるスマート車両にACCESSの「NetFront Browser」を搭載するための提携を発表した。

この協業により、インターネットアクセシビリティと車載コネクティビティの新たな基準を打ち立てることを目指す。

スマートのグローバルCTOであるYang Jun氏は、車載コネクティビティとユーザーエクスペリエンスの向上を最重要視しており、ACCESSのブラウザ技術が中国の顧客に優れたインターネット体験を提供すると確信していると述べた。ACCESSは40年以上にわたりブラウザ開発を行っており、中国の規制に適合したカスタマイズ版を提供する。

ACCESS EuropeのCEO、青野政博氏は、今回の提携により、スマートの車両に「NetFront Browser」が搭載されることを喜び、両社が一丸となって中国のドライバーに優れたインターネット体験を提供することを目指すと述べた。

この提携により、スマートの顧客には直観的なUI、音声コントロール、マルチメディアシステムの統合、安全性とセキュリティ機能の強化、ブックマークと閲覧履歴管理の強化など、複数の有益な機能が提供される。

スマートは1990年代の創業以来、都市モビリティの革新を追求しており、2019年には中国と欧州の2拠点展開を開始。完全電動化された自動車ブランドとして、現在3車種の電気SUVモデルを市場に投入している。

ACCESS Europeは、ACCESSの子会社であり、モバイルソフトウェア技術のリーディングカンパニーとして、幅広い業界にITソリューションを提供している。