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マルチスズキ『ディザイア』、生産300万台突破…16年連続でインド最量販セダンに
スズキのインド子会社のマルチスズキは、主力セダン『ディザイア』の累計生産台数が300万台を突破したと発表した。16年連続でインド最量販セダンの地位を維持している。
この生産台数は、ディザイアが発売された2008年から約16年11か月という短期間で達成された。マルチスズキによると、100万台の生産達成は2015年4月、200万台は2019年6月だったという。
ディザイアは2008年の初代モデル発売以来、2012年に2代目、2017年に3代目と進化を重ねてきた。2024年11月には4代目となる新型が発売され、先進的なデザインや高級感のある2トーンインテリア、同クラス初となる様々な機能を搭載している。
ディザイアはインド国内市場で高い人気を誇るだけでなく、海外市場でも高い評価を得ている。2008年10月の輸出開始以来、ラテンアメリカ、中央アメリカ、アフリカ、東南アジア、中東など48カ国に約26万台が輸出されている。2023年度には、マルチスズキの輸出モデルの中で2番目に多い輸出台数を記録した。
この生産300万台の達成は、インドの自動車産業の成長と、マルチスズキの国際市場での存在感の高まりを示している。ディザイアの成功は、インド市場のニーズに合わせた製品開発と、グローバル市場への積極的な展開戦略が功を奏した結果と言える。
今後も、マルチスズキはディザイアを含む主力モデルの進化と拡販を通じて、国内外での市場シェア拡大を目指していく。