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ヤマハ発動機「エコプロ2024」に出展、沖永良部島の高校生とデザインしたモビリティ公開へ

  • 《写真提供 ヤマハ発動機》
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ヤマハ発動機が参画する「名古屋大学 COI-NEXT 地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点」は12月4日~6日の期間、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ 2024(SDGs Week EXPO2024)」に出展。高校生との共同デザインによるグリーンスローモビリティを公開する。

同拠点は、名古屋大学を代表機関とし、2022年に「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野」(国立研究開発法人科学技術振興機構)の採択を受け、産学官体制の拠点として設立。「みんなの『行きたい』『会いたい』『参加したい』をかなえる超移動社会」の実現を目指し、研究開発に取り組んでいる。ヤマハは、沖永良部島の脱炭素かつ持続可能なモビリティ社会実現へ向けた活動の1つとして参画している。

今回の展示では、同拠点のビジョンや各研究開発課題を紹介。その一部として、ヤマハ発動機製グリーンスローモビリティをベースに、鹿児島県立沖永良部高等学校の生徒と本拠点が共同でデザインした自動運転車両を公開する。この車両は、2025年3月から鹿児島県知名町の昇竜洞でおこなう実証実験で使用されるもので、名古屋大学が提供する自動運転レベル2技術を搭載する。沖永良部島の脱炭素に向けた実証実験をおこなう。

また、ヤマハが協力したCO2排出量調査や島のモビリティ社会ビジョンづくりなど沖永良部島での取り組み内容についてのパネル展示も予定している。