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BMW、ドイツの「M工場」で最新モデル『M5ツーリング』生産開始
BMWグループは11月4日、新型『M5ツーリング』の生産をドイツ・ディンゴルフィング工場で開始したと発表した。
新型M5ツーリングは、BMWの高性能車ブランド「M」の第3世代モデルとして初めて電動化されたパワートレインを採用している。高回転のV8エンジンに、即応性の高い電気モーターを組み合わせたMハイブリッドシステムを搭載。両者の組み合わせにより、最高出力535kW(727hp)、最大トルク1000Nmという圧倒的な性能を実現している。
ディンゴルフィング工場長のクリストフ・シュレーダー氏は「BMW M5ツーリングの生産開始により、ディンゴルフィング製の新型『5シリーズ』ファミリーが完成した。世界中の顧客に、多様なドライブトレインとボディバリエーションを提供できるようになった」とコメントしている。
この新モデルの追加により、ディンゴルフィング工場はBMW Mの高性能車生産をさらに拡大する。『M4クーペ』と『M4カブリオレ』、『M8クーペ』、『M8カブリオレ』、『M8グランクーペ』、そして『M5セダン』に続き、新型M5ツーリングは同工場で生産される7番目のMモデルとなる。
BMWによると、Mモデルはディンゴルフィング工場の総生産量の約6%を占めているという。この割合は、BMWが高性能車市場でのプレゼンスを強化していることを示している。
新型M5ツーリングは、卓越した走行ダイナミクスと日常生活、レジャー、旅行に適した多目的な空間を兼ね備えている。これにより、高性能車でありながら実用性も高いモデルとして、幅広い顧客層からの支持が期待されている。