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オペルの最上位SUV『グランドランド』、新型は全車電動化…EVは航続700km

  • 《photo by Opel》
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オペルはフラッグシップSUV『グランドランド』の新型の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は3万6400ユーロ(約603万円)だ。

新型グランドランドは、全長4.65m、全幅1.93m、全高1.66mと、先代モデルから大幅にサイズアップしている。これにより、室内空間が拡大し、後部座席の足元スペースが20mm広くなった。また、荷室容量も最大1645リットルまで拡大している。

外観デザインでは、3Dビザーと呼ばれるフロントグリルに照明付きのブリッツロゴを配置。リアには常時点灯する「OPEL」の文字が配されている。

内装は、ドライバー寄りに配置された10インチまたは16インチのセンターディスプレイと、高めのセンターコンソールがスポーティな雰囲気を演出している。また、ヘッドアップディスプレイと組み合わせることで、運転に集中しやすい環境を追求している。

新型グランドランドは、3種類の電動パワートレインとして、フルEV、プラグインハイブリッド、48Vマイルドハイブリッドが用意される。フルEVモデルは、ステランティスのSTLAミディアムプラットフォームを採用した初のオペル車となる。

バッテリー容量は73kWh、82kWh、97kWhの3種類が用意され、最長航続距離は約700kmを実現。急速充電では30分以内に80%まで充電可能だ。

価格は、48Vマイルドハイブリッドモデルが3万6400ユーロから、フルEVモデルが4万6750ユーロ(約774万円)からとなっている。新型グランドランドは、オペルの電動化戦略の重要な一角を担う車種となる。