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「2025年度にレベル4へ」NEC、ティアフォーなど5者、沖縄県で自動運転EVバス運行開始

  • 《写真提供 NEC》
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沖縄県豊見城市で、自動運転EVバスの運行が開始された。これは豊見城市、第一交通産業、電脳交通、ティアフォー、NECの5者が共同で取り組む実証実験で、11月1日まで約1カ月間実施される。

運行ルートは、豊見城市内を走る生活路線「105番」の約半分にあたる11.7kmを対象としている。最高速度は35km/hに設定され、実証期間中は無料で乗車できる。運行業務は琉球バス交通が受託している。

自動運転EVバスは、商業施設「イーアス沖縄豊崎」を起点に、市内の主要施設を反時計回りで巡回する。全25カ所のバス停が設置され、1日4便の運行が予定されている。

この取り組みは、地方都市における公共交通の課題解決と、先進的なモビリティサービスの実現を図るものだ。2025年度中に一部区間で自動運転レベル4の許認可取得を目指している。レベル4が実現すれば、特定の条件下で運転手が不要となり、人手不足に悩む地方の公共交通に新たな可能性をもたらす。

また、10月19日・20日に開催される「とみぐすく祭・産業フェスタ」では、市民や観光客向けの無料試乗会も予定されている。