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フォードの大型SUV『エクスペディション』新型、初のオフロード仕様「TREMOR」設定
フォードモーターは、フルサイズSUVのフォード『エクスペディション』新型に、初のオフロード仕様「TREMOR」を設定すると発表した。
TREMORは、エクスペディション史上最も高いオフロード性能を持つモデルとなる。TREMORは、従来のエクスペディションの快適性を維持しつつ、より過酷な冒険に挑戦できるオフロード装備を追加している。地上高は10.6インチ(約27cm)で、大型SUVクラスで最高の数値を誇る。また、33インチのゼネラル・グラバーのオールテレーンタイヤを装着している。
パワートレインには、最大出力440hp、最大トルク510lb-ft(約691Nm)を発生する3.5リットルEcoBoost V6エンジンを搭載。サスペンションと電動パワーステアリングシステムも専用チューンされている。
外観では、「ラプター」にインスパイアされたランニングボードとフロントスキッドプレートを採用。グリル裏にはオフロード用補助ライトを内蔵している。さらに、フロントアクスル、トランスファーケース、燃料タンクにはアンダーボディプロテクションを装備した。バンパーなどには、オレンジのアクセントをあしらう。
オフロード走行に特化したドライブモードシステムには、ロッククロールモードを含む。また、トレイルコントロールシステムには、トレイルターンアシストとトレイルペダルが搭載されている。
新型エクスペディションは、トレーラーけん引においても高い性能と先進技術を備えている。プロトレーラーヒッチアシストは、リアカメラとコーナーレーダーを使用してヒッチとトレーラーカプラーを自動的に位置合わせする。
また、プロトレーラーバックアップアシスト機能は、カメラでトレーラーの位置を追跡し、ドライバーがノブを回すだけで適切な方向にステアリングを制御する。
適切な装備を施すことで、ロードレベリングバーなしで最大7000ポンド(約3175kg)、ウェイトディストリビューティングヒッチを使用すれば最大9600ポンド(約4354kg)のけん引能力を発揮する。