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シトロエン『ベルランゴ』改良新型を日本発売…新世代デザインと最新ロゴ採用

  • 《写真撮影 高木啓》
  • 《写真提供 ステランティスジャパン》
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  • 《写真撮影 高木啓》
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  • 《写真撮影 高木啓》

ステランティスジャパンは10月4日、シトロエンのMPV『ベルランゴ』(Citroen Berlingo)の改良新型を全国のシトロエン正規ディーラーにおいて発売した。メーカー希望小売価格(税込)は「ベルランゴ」(標準ボディ)が439万円、「ベルランゴ ロング」は457万円となっている。

ベルランゴは2020年の日本市場への導入以来1万台以上を販売し、いまやシトロエンの代表的な車種となった。ファミリー層を中心に人気を集めており、そのデザインや収納力が評価されているという。

●車は自己表現するためのツール
ステランティスジャパンのシトロエンブランドマネージャー、中山領氏は、改良新型ベルランゴのターゲット層を「車がただの移動手段ではなくて、自己表現するためのツールと捉える人。他人とは違うところ、心から気に入った車を買いたいというニーズはある。いっぽうミニバンは生活に根差した車なので実用性も気になる。そして価格もしっかり検討したい意向が強い」と説明する。

実際にどのようなターゲット層かというと「30~40歳代の会社員で、子育てをしている人。子どもは1人か2人くらい、小学生もしくは未就学児くらいというのがベルランゴの実情だ。ただ子育て層というだけではなく、趣味を持つというところがこの車を訴求する上でのポイントとなる。特にキャンプに関しては、現状のベルランゴオーナーの56%くらいがキャンプをしたことがある」。

ターゲット層のマイカーへのニーズをまとめると「輸入車ならではのユニークなデザイン、家族みんなで快適に使いやすい実用性、アウトドアなど非日常のシーンでも使いやすい機能」となり、中山氏はベルランゴでこれらを担保していくとする。

●次世代シトロエン・デザインを採用
改良新型ベルランゴは、日本では初となるシトロエンの新世代ブランドマークを採用し、フロントフェイスを刷新するなどのデザイン改良が施された。また、2022年のパリモーターショーで発表された『オリ』に基づいた次世代デザインも随所に採用されている。

ステランティスジャパンのシトロエンプロダクトマネージャー、ディミトジ・オック氏は「顧客がベルランゴを選ぶ理由は、エクステリアデザインが第1位」という。

●メータークラスターがデジタルに変更
改良新型ベルランゴのインテリアは、ブラック色を基調とした。運転席周りでは、メータークラスターがアナログからデジタルに変更され、ドライバーがカスタマイズ可能な表示を採用。ステアリングホイールも2スポークタイプに変更され、操作性の向上を図っている。さらに、ステアリングヒーターが装備され、冬季の快適性が向上した。

●荷室と収納スペース
5人乗りモデルにはガラスルーフと多機能ルーフストレージ「モジュトップ」が採用され、車内に開放感をもたらすとともに、20カ所以上の収納スペースが備わっている。7人乗りモデルでは、2列目シートを倒すと最大2693Lの荷室容量を確保でき、長尺物も積載可能だ。

ボディカラーは新色の「ブルー・キアマ」と「グリーン・シルカ」、そして「ブラン・イシ」(白)の3色展開。

●ベルランゴ MAX XTRローンチエディションも用意
改良新型の発売を記念し、特別仕様車「ベルランゴ MAX XTR ローンチエディション BlueHDi」も同時に登場した。価格(税込)は457万2500円で、専用装備としてアドバンスドコンフォートシートや17インチホイール、XTRバッジなどが付属する。