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オペル、燃料電池バン『モバノ・ハイドロジェン』発表、水素×プラグインで航続500km

  • 《photo by Opel》
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オペルは、ドイツで開幕した「IAAトランスポーテーション2024」において、新型の水素燃料電池車『モバノ・ハイドロジェン』を初公開した。

モバノ・ハイドロジェンは、水素燃料電池駆動とプラグインバッテリーを組み合わせており、WLTPサイクルで500km以上の航続距離を実現する。また、水素の補給時間は5分以下とし、長距離移動が必要な顧客にとって理想的なソリューションを追求した。

電動モーターは110kW(150hp)の出力と最大トルク410Nmを発揮し、11kWhのリチウムイオンバッテリーが始動や加速時にサポートする。さらに、ブレーキエネルギーを回収してバッテリーに電力として供給することもできる。

オペルはすでに『ビバロ・ハイドロジェン』で長距離走行と短時間の充填を実現している。今回のモバノ・ハイドロジェンはオペルの軽商用車(LCV)ラインナップの中で最大のモデルだ。

このハイブリッドシステムの大きな利点として、ブレーキエネルギーを回収し、電気としてバッテリーに供給することができる点が挙げられる。全ての駆動技術と水素タンクは、日常の使い勝手を損なわないようにコンパクトに配置されており、最大17立法mの荷物を収納し、最大1370kgの積載量を備えている。