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オペルの新型燃料電池車、水素充填は5分で航続500kmを実現…IAAトランスポーテーション2024で発表へ

  • 《photo by Opel》

オペルは9月16日にドイツで開幕するIAAトランスポーテーション2024において、新型燃料電池大型バン『モバノ・ハイドロジェン』を世界初公開する。

同車は、水素燃料電池を搭載し、最大500kmの走行が可能。水素の充填時間は5分以内だ。

オペルはすでに『ビバロ・ハイドロジェン』で長距離走行と短時間の充填を実現している。今回のモバノ・ハイドロジェンはオペルの軽商用車(LCV)ラインナップの中で最大のモデル。この新型車は、水素燃料電池とプラグインバッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを採用している。

電動モーターは最大出力110kW(150hp)、最大トルク410Nmを発揮する。11kWhのリチウムイオンバッテリーは、発進や加速時に電力を供給し、燃料電池システムが常に最適な動作条件で稼働するように設計されている。

さらに、このハイブリッドシステムの大きな利点として、ブレーキエネルギーを回収し、電気としてバッテリーに供給することができる点が挙げられる。全ての駆動技術と水素タンクは、日常の使い勝手を損なわないようにコンパクトに配置されており、最大17立法mの荷物を収納し、最大1370kgの積載量を備えている。