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ヤマハ出資のイブ・オートノミー、三菱ロジスネクストと無人搬送ソリューションで協業開始
eve autonomy(イブ・オートノミー)は9月9日、三菱ロジスネクストと屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto」に関する販売協業を開始した、と発表した。
これにより、屋内外両方の自動搬送ソリューションをワンストップで提供することが可能となり、全国の工場や物流倉庫等における搬送の自動化を推進する。
全国の工場・物流倉庫等における人手不足は年々深刻化しており、「2024年問題」も相まって、今後さらに深刻化することが懸念される。このような状況を踏まえ、三菱ロジスネクストとeve autonomyは、屋外対応型の無人搬送ソリューション「eve auto(イブ・オート)」の提供に関して協業を開始する契約を締結した。
三菱ロジスネクストは、国内36社約400拠点に及ぶ販売ネットワークを有し、主に屋内での自動搬送に活用されている無人フォークリフト「PLATTER Auto」などを販売している。同社が販売店となり、eve autonomyが手掛ける屋外対応型の自動搬送ソリューション「eve auto」の提供を開始する。この協業により、全国の工場・物流倉庫等を有する幅広い顧客に対し、屋内外両方の自動搬送ソリューションを提案し、人手不足という社会課題の解決に貢献する。
三菱ロジスネクストは、倉庫から工場、港湾まであらゆる物流シーンをカバーする総合物流機器メーカーであり、2017年に発足した。国内外で事業を展開し、バッテリー式やエンジン式フォークリフト、無人搬送システムなどを提供している。
一方、eve autonomyは2020年に設立され、ヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォーの出資による合弁企業。物流業務向けの無人搬送車両を開発し、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4で1.5tまでの無人搬送運用を実現している。
今回の協業により、両社は今後も協議を重ね、さらなる協業の可能性を模索していく予定だ。