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【三菱 eKワゴン・eKクロス 新型】「eKクロスには独自のダイナミックシールドを取り入れた」

  • 《撮影 小松哲也》
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三菱自動車は3月28日、軽自動車の主力車種である『eKワゴン』を約6年ぶりに全面改良し発売した。全面改良を機に先代にあった『eKカスタム』に代わり、クロスオーバータイプの『eKクロス』を新たに設定したのが特徴。

三菱自動車商品戦略本部の吉川淳チーフプロダクトスペシャリストは「eKワゴンはいわゆる正常進化。悪いところは全部直して良いところはもっと良くする。それに対してeKクロスは、違った名前、違ったクルマとして、2つの違うクルマを造り上げようという思いで取り組んできた」と語る。

さらに「今、軽自動車を買われるお客様はデザインと色に非常に関心を持たれている。我々としても当然、三菱自動車らしいデザインとカラーバリエーションを豊富に持とうということで展開している」とも。

具体的には「軽自動車という寸法が決まっている規格がある中で、eKクロスには我々独自のダイナミックシールドを取り入れた。ポジションランプの下にある左右3個ずつ合計6個のLEDライトがヘッドランプになっている。サイドビューは地面をしっかり掴んで力強く走っていく、そんなイメージを伝えられるデザインに仕上げている。そして後ろからみても三菱の軽自動車が走っているなとわかっていただけるような特徴のあるデザインにしている」と吉川淳チーフプロダクトスペシャリストは解説する。

また「色もこだわった」という。「11パターンの色を用意、特にツートンカラーは5色あるが、5色ともルーフの色が違う。やはりお客様がデザインと色に注目しているのであれば、我々もそこを手を抜くことはやめようという思いで、この色にはこのルーフといったように一番合う組み合わせを考えていった結果、5色違うルーフの色になっている」とのことだ。

eKクロスの価格は141万4800-176万5800円となっており、ツートーンカラーの場合はさらに5万9400-8万1000円が上乗せされる。一方、正常進化のeKワゴンの価格は129万6000‐150万6600円で、カラーバリエーションはモノトーン7色の展開で、うち2色が3万2400円高の有料色の設定となっている。