注目の自動車ニュース

ベントレーの名車を85%サイズで再現、公道も走れるEVに カスタマイズは数千通り

  • 《photo by Bentley》
  • 《photo by Bentley》
  • 《photo by Bentley》
  • 《photo by Bentley》
  • 《photo by Bentley》

ベントレーとヘドリースタジオ(旧リトルカー・カンパニー)は8月28日、ベントレー『ブロワーJnr』のオンラインカスタマイズオプションを公開した。

ブロワーJnrは、1929年の伝説的なベントレーのスーパーチャージド『ブロワー』を、85%スケールで再現した完全電動の公道走行可能モデルだ。

顧客は新しいオンラインコンフィギュレーターを通じて、自分だけのブロワーJnrをカスタマイズできる。内外装の色や手描きのナンバー、国旗など、数千通りのカスタマイズが可能だ。

ヘドリースタジオのコンフィギュレーターには、ベントレーの歴史に敬意を表した6つの特別パックが含まれている。例えば、「ブルーパック」はウルフ・バーナトのブルートレインとのレースを記念し、「グレーパック」は1929年と1930年のル・マンでの勝利を祝している。限定生産のブロワーJnrは、最初の99台の限定版に続き、合計349台が生産される予定だ。

ブロワーJnrは、ヘドリースタジオとベントレーのヘリテージコレクションとのコラボレーションで生まれた。1929年のオリジナルチームカーを基に、85%スケールで忠実に再現されている。全長3.7m、幅1.5mの車体は、48V電動パワートレインと15kW(20hp)のモーターを搭載し、最高速度はUKとEUで72km/h、USAでは40km/hである。航続は約65マイルで、2人乗りのタンデムシートを備えている。

車体はスチールフレームに本格的なシャシー仕様が取り付けられ、リーフスプリングと縮小版の摩擦ダンパーが快適な乗り心地を追求する。前輪にはブレンボ製ディスクブレーキ、後輪にはドラムブレーキが装備されている。電動モーターはリアアクスルに取り付けられ、バッテリーと駆動電子機器は隠されたアンダートレイに収められている。

ボディはカーボンファイバー製で、アルミ製のボンネットには冷却用のルーバーが施され、レザーストラップで固定されている。コックピットは1+1レイアウトで、中央に調整可能な運転席と後部座席が配置されている。充電ポートはスーパーチャージャー内に隠され、ベントレーのメッシュグリルに囲まれている。

ダッシュボードはオリジナルの縮小版で、エンジンターンアルミが使用されている。燃料圧力ポンプはドライブモードセレクターとして再利用され、USB充電ポイントやガーミン製のナビゲーションスクリーンも装備されている。