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ヴァレオのカメラ技術搭載、ルノー『マスター』がユーロNCAPで最高の安全性評価
ヴァレオは8月2日、「Valeo Vision Only」システムを搭載したルノー『マスター』新型が、ユーロNCAPの商用車テストで最高評価のプラチナを獲得した、と発表した。
Valeo Vision Onlyは、世界初のカメラベースで手頃な価格のADAS(先進運転支援システム)で、SAEレベル2の自動運転を可能にする。この技術により、自動ブレーキが可能となる。
特に、自動ブレーキは事故のリスクを大幅に軽減するため、現代の自動車において不可欠な装備だ。ヴァレオの技術は、ルノーのバンが最高の安全評価を受けるために大きく貢献した。
新型マスターは、ユーロNCAPが評価するアクティブセーフティのすべての項目で高得点を獲得した。ADASの重要な機能はほぼすべて欧州全域で標準装備されており、新型マスターはユーロNCAPのテストでプラチナ評価を獲得している。
2021年からユーロNCAPは商用バンの安全性評価を開始している。小型商用バンを対象としたこの単独格付けは、先進運転支援システム(ADAS)の利用可能性と性能に焦点を当てている。小型商用バンとは、貨物や特殊な機器を運ぶために設計された車両で、車両総重量は3.5トン以下だ。
商用バンで利用可能なADASシステム(オプションか標準かを問わず)は、必要に応じて商用バンに適合させたユーロNCAP のSafety Assistプロトコルを用いてテストされる。テストでは、日常的に使用される商用バンの典型的な積載量として、最大積載量の半分が積載されている。ADASに加え、シートベルト・リマインダー(SBR)のチェックも実施される。システムのテストスコアは重み付けされ、総合スコアに組み合わされる。
この重み付けされた総合性能スコアによって、テストされたバンは、上からプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、推奨しない、の5段階で評価される。