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マセラティ『クアトロポルテ』とV8エンジン、歴史に幕…最終モデル「グランドフィナーレ」

  • 《photo by Maserati》
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マセラティは8月5日、4ドアセダン『クアトロポルテ』の最終モデルで、同社のV8エンジンを搭載する最終モデルでもある「グランドフィナーレ」を米国の顧客に引き渡した、と発表した。

このモデルは、マセラティのカスタムプログラム「Fuoriserie(フォーリセリエ)」によって特別にデザインされた。マセラティの歴史における重要な1台になるという。

『クアトロポルテ・グランドフィナーレ』は、エレガントなブルーノービルカラーの外装とカーボンファイバー製のボディキットが特徴。ブレーキキャリパーはブラッシュドアルミニウムで仕上げられている。搭載されるV8エンジンは最大出力572hpで、ウインドスクリーンと運転席ドア内側には識別番号「999999」が刻まれている。また、エンジンカバーにはFuoriserieチームとエンジニアの署名が添えられている。

内装は、イタリアの職人技術を駆使して高品質な素材を使用し、顧客の要望に応じたカスタマイズが施されている。ステアリングホイールにはバールアクセントが施され、ドアパネルはタン色、Aピラーは黒革で仕上げられている。

ヘッドレストには黒いステッチでトライデントのロゴが刺繍され、トランクと助手席ドアハンドルにはバールのアクセントが加えられている。センタートンネルには「グランドフィナーレ」のエンブレムが付き、専用のドアシルも同様のデザインとなっている。