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いすゞ、運転手不足の“助っ人”お披露目、南社長「乗用車と同じ感覚で乗れるトラック」強調[新聞ウォッチ]

  • 《写真撮影 吉田瑶子》
  • 《写真撮影 吉田瑶子》
  • 《写真撮影 吉田瑶子》

ドライバー不足ときびしい残業規制で輸送力の低下が深刻化している、いわゆる物流の「2024年問題」の解消に一役買うことが期待できそうな“助っ人” のデビューである。

いすゞ自動車がAT(オートマチック)限定の普通免許でも運転できる小型ディーゼルトラック『ELFmio(エルフミオ)』を7月30日から販売すると発表した。

その発表会が東京港区の竹芝ポートシティで、CMのイメージキャラクターとして起用された本田翼さんらが出席して行われたが、お披露目の記者会見では、いすゞの南真介社長COOが「回転もスムーズで乗用車と同じような感覚で乗れるトラックだ」と強調。平ボディのほか専用の軽量ドライバンや電動ダンプを完成車としてラインアップするなど、「いろいろな使い方ができるため、これまでアプローチできなかった層にも普及を図る」などと、ラストワンマイル物流から小売の自営業など新たな顧客層の開拓にも意欲を示した。

きょうの各紙も「エルフミオ」のカット写真とともに取り上げている。タイトルをみると「普通免許あれば運転可」(読売)や「オートマOK」(朝日)、「AT免許OK」(産経)、さらに日経は「普通免許対応のトラック、運転手不足に対応」などと報じている。売れ筋の人気車種の乗用車のお披露目ならともかく、新型のトラックの発表会としては異例の大きさの掲載ぶり。

販売価格は希望小売価格で402万500円(東京地区)と、従来の小型トラックと比べて250万円程度安いという。いすゞでは当初年5000台の販売を目指すほか、30年度に年1万2000台の販売を見込んでいるようで「トラックに乗るハードルを下げ、人手不足を解決する切り札となるか」(読売)どうかも注目したい。

2024年7月25日付

●テスラ2期連続減益、45%減、2300億円に、続くEV不振(読売・8面)

●いすゞの小型トラック、普通免許あれば運転可(読売・8面)

●トヨタ会長ら13人、ロシアが入国禁止、政府抗議 (朝日・4面)

●テスラ、メキシコ工場新設休止、トランプ氏の「高関税」発言影響(朝日・7面)

●損傷あった車「修復歴なし」旧BM景表法違反で措置命令 (朝日・29面)

●臨海部ルート31年度開業へ、JR東羽田アクセス線 (東京・3面)

●ジェット船故障一時漂流、房総沖えい航され伊豆大島へ (東京・23面)

●国内最大の進行育成拠点、トヨタ・三菱重が参画 (日経・15面)

●ガソリン2週連続下落、店頭175.4円(日経・19面)