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軽量化と高出力が融合した「究極のWRX」、スバル『プロジェクト・ミッドナイト』[詳細画像]
スバル・モータースポーツUSAが7月9日、新たな高性能モデル「プロジェクト・ミッドナイト」を発表。このモデルは人気スポーツセダン「WRX」をベースに開発されており、7月11日に「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で初公開された。
プロジェクト・ミッドナイトは、過去に862馬力を誇った「エアスレイヤー」の後継モデルとして位置付けられている。エアスレイヤーは2020年型WRX STIをベースに開発され、『ジムカーナ2020』で230フィート(約70メートル)のジャンプを含む驚異的なスタントを披露し、マウント・ワシントン・ヒルクライムでも記録を打ち立てた実績がある。
◆極限の速さを追求した驚異的スペックとは
新モデルは現行WRXをベースに、純粋なターマックスピードに特化した車両として開発された。カーボンファイバー製ボディとシャシーの採用により、車両重量は標準のWRXから約1000ポンド(454kg)軽量化され、2500ポンド(約1134kg)以下を実現し、ワイドなエアロダイナミクスボディを採用。
足回りは、18インチのマグネシウムホイールにヨコハマのスリックタイヤを組み合わせ、ターマック専用のサスペンションを採用。エンジンは2.0リッター水平対向4気筒ターボで、670hpのパワーと680lb-ftのトルクを発揮し、最高回転数は9500rpmに達する。
ドライバーには、F1からラリークロスまで幅広い経験を持つスコット・スピード選手が起用された。プロジェクト・ミッドナイトは、スバルのモータースポーツ技術の粋を集めた一台として、今後様々な舞台でその真価が問われることになるだろう。モータースポーツファンにとっては、このマシンがどのような記録を打ち立てていくのか、大いに注目される存在となりそうだ。