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VWの中型セダン『マゴタン』、新型を中国で発売…現地合弁の生産2800万台目の車両に
フォルクスワーゲンと第一汽車の中国合弁、一汽フォルクスワーゲンは7月9日、中型セダン『マゴタン』の新型を中国市場で発売した。新型マゴタンは、「Timeless」のデザイン理念に基づき、未来のクラシックを目指したという。
内装はマルチディスプレイ連動のスマートキャビンにアップグレードされ、車載システムには8155チップが搭載されている。また、「IQ. Pilot」スマートドライビングアシストシステムにより、最高130km/hまで、レベル2+の部分自動運転が可能。さらに、車体サイズが拡大され、後部座席の快適性も向上している。
一汽フォルクスワーゲンの生産2800万台目の車両として、新型マゴタンが長春工場でラインオフした。これにより、一汽フォルクスワーゲンは中国国内初の生産2800万台を突破した乗用車メーカーとなった。
一汽フォルクスワーゲンは33年間、中国自動車産業のパイオニアとしての使命を担い続けてきた。1つのブランドと1つの製品から始まり、現在では3つのブランドと30以上の内燃エンジン車および新エネルギー車を展開している。全国に生産能力を広げ、産業チェーンや地域経済の発展を促進し、50万近い雇用を創出してきた。
同社は現在、転換期にあり、「自立自強、革新転換」の戦略のもと、電動化やデジタル化、ビジネスモデルの革新に取り組んでいる。特に、次世代EVプラットフォームの開発では、電動ドライブ、バッテリー、熱管理、サスペンションなどの技術を重視している。また、TQ200デュアルエンジン変速機を搭載した初のハイブリッド車向けAGTもラインオフした。2026年からは、複数のEVやプラグインハイブリッド車が市場に投入される予定だ。