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ミカ・ハッキネンがマクラーレンで走る! 限定25台の『ソーラスGT』、グッドウッド2024へ

  • 《photo by McLaren Automotive》
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マクラーレンオートモーティブは7月11日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」のヒルクライムに、世界限定25台のマクラーレン『ソーラスGT』を出走させる。ドライバーには、F1王者のミカ・ハッキネン氏を起用する。

同車は、ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」に収録されているバーチャルコンセプトカーを実車化したもの。サーキット専用モデルとして、25台が限定生産される予定で、すでに完売している。

ソーラスGTの5.2リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力840ps、最大トルク66.3kgmを引き出す。少量生産の削り出しコンポーネントを使用し、1万rpmを超えて回る高回転志向のエンジンだ。エンジンのレスポンスを強化するため、サーキット走行以外には不向きな各気筒独立のバレル式スロットルを採用した。また、完全なギア駆動とし、カムシャフトや補機類を駆動するチェーン、ベルトをなくしている。

7速シーケンシャルギアボックスを組み合わせる。鋳造部とケースが組み合わされた専用設計で、ケースはアルミとマグネシウム製パネルで構成された。これをエンジン後方に搭載し、リアサスペンションはギアボックスケースに取り付けられる。その内部は、ストレートカットギアで、これをカーボン製多板クラッチでエンゲージした。

ソフトウェアが制御する完全自動システムのため、ドライバーのクラッチ操作は不要。ピットレーンから発進する際に有効という。車重は1000kg以下で、発生するダウンフォースは1200kg以上。0~100km/h加速の目標タイムは2.5秒、最高速は320km/h以上だ。

マクラーレンの量産車としては初めて、エンジンがシャシーの一部を構成している。これは、レーシングカーとしては一般的な手法で、カーボンファイバー製モノコックの後方に、追加のシャシーストラクチャーやサブフレームが不要になるため、軽量化に適している。