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トヨタ『GRスープラ』、米国で4気筒エンジン廃止…2025年型は今秋発売へ

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車はスポーツカー『GRスープラ』の2025年モデルを今秋、米国市場で発売する。トヨタ自動車の米国部門が6月28日に発表した。

2025年モデルのGRスープラは「3.0」と「3.0プレミアム」の2グレードのみとなる。従来ラインナップされていた直列4気筒エンジン搭載車は、米国では廃止される。

2025年モデルのGRスープラは3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力382hp、最大トルク368lb-ftを発揮する。トランスミッションはこれまで通りMTとATが選べる。

高回転域で高トルクを生み出すエンジンにより、GRスープラはタービンのような滑らかな回転を維持し、0-96km/h加速は8速ATで3.9秒、6速MTで4.2秒を実現。6速MTはトヨタGAZOOレーシングのエンジニアがトヨタモーター・ヨーロッパおよびZFと協力して開発したもので、3.0および3.0プレミアムに追加費用なしで選択が可能だ。

走行モードはノーマル、スポーツ、インディビジュアルの3つのモードから選択でき、スロットル応答、サスペンションダンピング、パワーステアリング設定が調整される。さらに、両グレードにはアダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)が標準装備されており、センサーが運転操作や路面状況の変化を常に検知し、ショックアブソーバーのダンピング力を細かく制御する。ノーマルモードでは車両の安定性と快適な乗り心地のバランスが高く、スポーツモードではロールを抑えたフラットな車両姿勢と敏捷なステアリングレスポンスを実現する。

外装色にはストラトスフィア(青)、アブソリュートゼロ(白)、ノクターナル(黒)、ルネッサンスレッド2.0(赤)の4色を設定。

内装は3.0グレードには標準でブラックのソフトタッチアルカンターラとレザー仕上げのスポーツシートを装備。3.0プレミアムグレードでは、ブラックレザーまたはヘーゼルナッツ色のレザー仕上げの電動調整シートが選択可能だ。