注目の自動車ニュース
日産『ムラーノ』が11年ぶりフルモデルチェンジへ! 日本市場復活はどうなる?
日本市場では販売終了となって久しい日産のSUV『ムラーノ』。海外では今も主力モデルの1台として人気だが、このムラーノの次期型登場が近づいているという情報をスクープ班がキャッチ。その姿を予想CGとともに紹介しよう。
初代ムラーノは2002年に北米市場で発売、発売直後から日本国内への投入を望む声が高く、2004年に日本市場に導入。その後100か国以上で販売されるグローバルカーへと成長した。反面、日本市場では2015年で製造・販売が終了している。海外では、現行モデルである第3世代が2014年から販売されており、11年ぶりの世代交代に向けた開発が進められている。
海外自動車メディア「KOLESA RU」から届いたその予想CGは、従来の「Vモーショングリル」から脱却した、新時代の日産デザインが採用されている。スリムなヘッドライト、LEDを備えるワイドグリルなど、日産『チルアウトコンセプト』に端を発し『セレナ』や『ノート』にも見られる未来的なフロントマスクをとり入れた。
サイドビュー、そしてリアビューを見ておわかりの通り、電動SUV『アリア』によく似たスリークなクーペ風スタイリングとなっている。クーぺSUVのはしりだったムラーノだけに、より原点回帰的な意味合いもあるのかもしれない。車幅いっぱいに広がるテールライト、ルーフマウントのウィングスポイラーはポルシェにも似た雰囲気だ。
インテリアは、特に老朽化したコックピットのレイアウトを大刷新することになる。メーターパネルとインフォテインメントシステム用ディスプレイを一体化した大型ディスプレイが目玉だ。
次期型ムラーノは、コストを抑えるため現行ムラーノの前輪駆動プラットフォームをアップデートし採用するとみられている。噂によると、現在のモデルのV6から直列4気筒ターボへダウンサイジングされ、そのメカニズムにはいくつかの重要な変更が加えられる可能性があるという。また現在のCVTに代わって、トルクコンバータベースの9速オートマチックトランスミッションへの切り替えが行われるようだ。
日産は、3月に北米向けに7つの新しい車両の計画を発表した。そこでは、EV、プラグインハイブリッド、さらには「e-Power」ハイブリッドも提供すると述べたが、現段階でムラーノに電動化が計画されているかどうかは不明だ。
次期型ムラーノのワールドプレミアは2025年と予想されている。10年ぶりに日本市場への電撃復帰が見られるか、期待したい。