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ジープの小型SUV『アベンジャー』、欧州受注10万台達成…日本仕様は今夏発表へ

  • 《photo by Jeep》
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ジープは6月20日、小型SUV『アベンジャー』が2022年末の欧州発売以来、10万台の受注を達成した、と発表した。欧州B-SUVセグメントで新たな基準を打ち立てたアベンジャーは第3四半期(7~9月)、日本仕様が発表される予定だ。

アベンジャーは、自由、冒険、情熱、楽しい運転というジープブランドのDNAを体現しているという。この成功の要因は、「自由の選択」という理念に基づく顧客中心のアプローチにある。アベンジャーは、3つのエンジン、2つのトランスミッション、そして全輪駆動の選択肢を用意し、顧客のニーズに応えている。特に、EVの設定により、持続可能性へのシフトが強調されている。

さらに、欧州では「e-Hybrid」モデルを導入した。48Vハイブリッドシステムを搭載し、100hpの内燃エンジンと21kWの電動モーターを組み合わせたこのモデルは、CO2排出量を削減しつつ、フルハイブリッド車に近い体験を提供する。0.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、走行状況に応じて電動駆動と内燃駆動を自動的に切り替える。

また、年内に欧州で受注が開始される予定の「4xe」は、1.2リットルのターボエンジンと前後に21kWの電動モーターを搭載し、136hpの最大出力と194km/hの最高速を実現する。このモデルは、低速時にはEV走行が可能で、スポーツモードではE-Boost機能を備えている。