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BMWが得意の「ACシュニッツァー」がトヨタGRスープラをカスタム…直6ターボを400馬力に強化

  • 《photo by AC Schnitzer》
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ACシュニッツァーは6月17日、トヨタ『GRスープラ』の性能向上、ダイナミクスの強化、パフォーマンスの改善を図るカスタマイズプログラムを欧州で発表した。

BMWをはじめ、30年以上のチューニングのノウハウを持つACシュニッツァーは、GRスープラのために特別にカスタマイズプログラムを開発した。このプログラムでは、サーキットでのテストを経て、日常使用にも適した高品質な製品を用意している。

GRスープラの3.0リットル直列6気筒ターボエンジンは、最大出力が340hpから400hpに強化された。最大トルクも500Nmから600Nmに増加する。2.0リットルの直列4気筒ターボエンジン搭載モデルでは、最大出力が258hpから300hpへのパワーアップが可能。最大トルクは400Nmから470Nmに向上する。

ACシュニッツァーはスポーツリアサイレンサーを用意している。最新のWLTPテスト基準に基づき、カーボンまたはブラックアノダイズドステンレススチールの2本のテールパイプにより、スポーティな外観と豊かなサウンドを追求している。

さらに、カーボン製の「レーシング」リアウィングは、アルミ製のステーを持ち、リアアクスルのダウンフォースを増加させる。フロントスプリッターも取り付け可能で、車体のダウンフォースをさらに向上させる。

車高調整可能なRSサスペンションにより、ダイナミクスとアジリティが向上する。フロントとリアアクスルを30~40mm下げることで、コーナリング性能が改善され、運転の楽しさも増すという。

ACシュニッツァーのコンポーネントはモジュラーシステムとして個別に購入可能だが、エンジニアがテストしたホイールとタイヤの組み合わせを推奨している。20インチのAC1アルミホイールや21インチのAC3フローフォーミングホイールが選択できる。

内装には、アルミ製のペダルセットやフットレスト、キーホルダー、iDriveシステムコントローラーのカバーなどが用意されている。