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スバル『WRX』に「tS」、STIチューンの足回り…米2025年型に設定

  • 《photo by SUBARU》
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SUBARU(スバル)の米国部門は5月30日、4ドアスポーツセダン、『WRX』の2025年モデルに「tS」(Subaru WRX tS)を設定すると発表した。

tS(tuned by STI)は、STIによってチューニングされた新しいサスペンションを特徴としており、電子制御ダンパーと改良されたサスペンションチューニングにより、性能とハンドリング、乗り心地が向上している。内外装のアクセントや新しいデジタルメーターも採用している。

WRX tSは、高性能なブレンボブレーキシステムを装備しており、6ピストンフロントキャリパーと2ピストンリアキャリパーは、ゴールドカラーで塗装されている。これにより、制動力、フェード耐性、ペダルフィールが向上している。また、245/35R19のブリヂストン「ポテンザS007」タイヤが標準装備されており、ウェットおよびドライグリップが向上し、制動性能も改善されている。

ドライブモードセレクトは、従来は『WRX GT』にのみ搭載されていたが、今回のtSには電子制御のSTIチューニングダンパーが装備されており、コンフォート、ノーマル、スポーツの設定が、ドライバーの好みに合わせて調整できる。

ドアミラー、ルーフマウントのシャークフィンアンテナ、リアスポイラーはクリスタルブラックシリカで仕上げられており、リアにはtSエンブレムが装着されている。19インチのマルチスポークホイールはサテングレーフィニッシュだ。

室内には、新しい12.3インチのデジタルメーターが搭載されており、視認性が向上し、地図表示やルート案内情報などをドライバーに明確に表示できる。シートボルスター、ステアリングホイール、ドアトリム、シフト周りには青いアクセントが施されている。STIロゴはイグニッションスタートボタンに配された。重量削減、重心の低下、ヘルメットを着用したドライバーのヘッドルームを確保するために、サンルーフは廃止されている。

WRX tSには、レカロパフォーマンスデザインのフロントシートが装備された。シートは黒いウルトラスエードで覆われ、青いアクセントが付く。

WRX tSには、スバルのシンメトリカルAWDと271hpの2.4リットル水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。6速マニュアルトランスミッションと組み合わされている。アクティブトルクベクタリングも標準装備だ。