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自動運転車の国際基準作りに向けた優先検討、7項目を決定 国連

国土交通省は3月19日、自動運転車の国際基準作りに向けた優先検討項目のリストが、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第177回会合で合意したと発表した。

今回のWP29では、日本と欧州の共同提案をベースに、自動運転の枠組み(国際的なガイドラインを含む)、自動運転に求められる機能など、7項目について、国際基準の策定に優先的に取り組んでいくことで合意した。

優先項目リストは国際的な自動運転ガイドラインを含む自動運転の枠組み(フレームワークドキュメント)、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)・ドライバーモニタリングなど自動運転に求められる機能、シミュレーションなどの新たな安全性能確認方法、サイバーセキュリティ、ソフトウエアアップデート、イベントデータレコーダー、データ記録装置の7項目。

特に、国際的なガイドラインについては、日本、米国、欧州など、各国のガイドラインに基づいて策定が進められており、次回のWP29で議論される予定。

また、その他の検討項目については、日本が共同議長を担う各分科会で具体的な要件を議論していく。

日本政府は、自動運転車に関する基準について検討する各分科会などの共同議長、副議長として基準作りの議論を主導している。