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ベントレー コンチネンタルGT 新型に「V8」、550馬力ツインターボ搭載
ベントレーは3月18日、新型『コンチネンタルGT V8』(Bentley Continental GT V8)と新型『コンチネンタルGT V8コンバーチブル』(Bentley Continental GT V8 Convertible)を欧州で発表した。
◆4.0リットルV8ツインターボ搭載。0~100km/h加速4.0秒、最高速318km/h
両車は、新型『コンチネンタルGT』シリーズに追加されたV型8気筒ガソリンエンジン搭載モデルだ。6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力635ps、最大トルク91.8kgm)搭載車に加えて、べントレーは新型コンチネンタルGTシリーズに、新たな選択肢を用意した。
パワートレインは、新世代の4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンだ。最大出力は550ps、最大トルクは78.5kgmを発生する。幅広い回転域で強大なパワーを発揮する。駆動方式は4WD。動力性能は、クーペが0~100km/h加速4.0秒、最高速318km/h。コンバーチブルは0~100km/h加速4.1秒の性能を実現する。
このエンジンは、特定の状況において、8気筒のうちの4気筒を休止することにより、燃費を向上させる。気筒休止は20ミリ秒でシームレスに行われる。停車直前に作動するストップスタートテクノロジーも採用される。
◆ダイナミックライドシステムでスポーツ性と快適性を追求
「ダイナミックライドシステム」を搭載。快適性と横方向のロールがコントロールされるため、乗員への不快な挙動が抑えられるという。エアサスペンションには、3チャンバーエアスプリングを採用。ドライバーが選択したモードに応じて、スポーツ走行向きの硬めのバネ設定から洗練された乗り心地まで、切り替えを行う。アクティブAWDシステムは、走行状況に応じて前後のトルク配分を変化させる。通常は可能な限り後輪駆動で走行する。
連続可変ダンピングコントロール(CDC)は、道路からの入力情報、車両の挙動、ドライバーの要求に応じて減衰力を調整し、最適な乗り心地とハンドリングを追求する。CDCは、車速を常に計測しながらコーナー毎に各ホイールと車体との距離を測定し、快適性と操縦性のバランスを最適化する。
新型コンチネンタルGT V8コンバーチブルではルーフにソフトトップを採用した。開閉にかかる時間は19秒で、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。ソフトトップにはツイード仕上げをはじめ、7種類のファブリックカラーを用意している。オープン走行時に、首回りの快適性を高めるネックウォーマーを装備、シート、ステアリングホイール、アームレストにも、ヒーター機能が付く。
◆回転式ウッドパネルで12.3インチのタッチスクリーンが現れる
センターコンソールには、「ベントレー・ローテーションディスプレイ」がオプションで装備可能。エンジンを始動するとセンターコンソールのウッドパネルが回転して、ベントレー史上最大の12.3インチタッチスクリーンが現れる。このスクリーンは近接センサーが内蔵されており、指を近づけるとセンサーがそれを感知し、該当するアイコンがハイライト表示される。
ローテーションディスプレイの3つ目の面にはアナログメーターが3つ、外気温とコンパスとクロノメーターが設けられている。ローテーションディスプレイは、伝統のデザインを革新的に生まれ変わらせる手法だ。
最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。アクティブレーンアシストやトラフィックジャムアシスト、パークアシストなど、先進運転支援システムを充実させた。LEDマトリクスビームヘッドランプは、マニュアル操作なしでメインビームを点灯させたまま走行できる。ライトは対向車のドライバーが眩しく感じることがないよう自動で調整され、高速道路、市街地や郊外に合わせて最適な状態を維持する。