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アキュラ初のEV『ZDX』には「タイプS」も設定…納車を開始
ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラ(Acura)は5月1日、ブランド初のEV『ZDX』の納車を米国で開始した、と発表した。
アキュラZDXは、アキュラブランド初のEVだ。アキュラはこのZDXによって、電動化を加速していく。アキュラZDXは、ホンダとGMの提携効果を生かして、共同開発された。GMの新世代バッテリー「アルティウム」が搭載される。
アキュラZDXは、電動SUVだ。ボディサイズは全長5020mm、全幅1955mm、全高1635mm、ホイールベース3095mmとなる。アキュラの最新デザイン言語を採用している。
モーターは最大出力358hpを発生する。バッテリーは蓄電容量102kWhのリチウムイオン。1回の充電での航続は、最大で503kmに到達する。出力190kWのDC急速充電を利用すれば、130kmの航続に必要なバッテリー容量を約10分で充電できる。
ZDXには、高性能モデルとして、「タイプS」が設定される。タイプSは、アキュラの主要グレードに用意されている高性能グレードだ。『NSX』をはじめ、米国で復活した『インテグラ』新型にもタイプSが設定されている。
『ZDXタイプS』では、SUVのダイナミクスとドライビングエクスペリエンスを最適化するために、チューニングに取り組んだ。リアのモーターに加えて、フロントにもモーターを搭載する。これにより、最大出力は340hpから500hpに、160hp引き上げられた。アキュラによると、500hpのパワーはアキュラのSUVで最強という。足回りは、ハイパフォーマンスアダプティブダンパーやブレンボ製ブレーキで強化した。タイヤは275/40R22サイズを装着している。