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ZF、自動運転の開発促進…AIとサイバーセキュリティの技術センター設立へ
ZFは12日、自動運転の開発を促進するために、AI(人工知能)とサイバーセキュリティに関する技術センターをドイツに設立すると発表した。
高度な自動運転の実現には、AIが欠かせないとされる。ZFはエヌビディアと協力して、「ZFプロAIロボシンク」(ZF ProAI RoboThink)を開発。モビリティ業界において高いAI機能を備えたスーパーコンピューターだ。ZFのセンサー類と組み合わせることで、あらゆる交通環境に対応し、完全自動のMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を可能にするという。
ZFプロAIロボシンクは、毎秒600兆回までの計算が可能な演算能力を持つ自動車向け中央制御ユニット。車内と車外センサーから得られた情報と「car-to-X」コミュニケーションやクラウドからのデータをリアルタイムで統合し、レベル4+の自動運転車両を、あらゆる交通環境下で安全に作動させることができるだけの処理能力を持つことを前提に設計されている。
ZFは自動運転の開発を促進するために、AIとサイバーセキュリティに関する技術センターをドイツ・ザールブリュッケンに設立する。これにより、自動化されたモビリティソリューションの開発を推進していく。
また、サイバーセキュリティも高度な自動運転の実現に必要だ。自動運転システムではセキュリティの問題はこれまで以上に重要であり、世界レベルのサイバーセキュリティの研究が必要、としている。