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C&Eクーペを統合した新世代の2ドアクーペ、メルセデスベンツ『CLE200クーペ』登場![詳細画像]

  • 《写真撮影 中野英幸》
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メルセデスベンツ日本は、3月18日より『CLE200クーペ』を発売した。「CLE200クーペ」は従来の『Cクラスクーペ』と『Eクラスクーペ』を統合し誕生した新世代のモデルで、『CLA』と『CLS』の中間に位置する2ドアクーペだ。

◆伝統的クーペスタイルを踏襲
2ドア、ロングボンネット、ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベース、というメルセデス「伝統」のクーペのスタイルを採用。ヘッドライトとリアコンビネーションから伸びる二つのラインとドアパネル下部を後方に向かって緩やかに上昇するライン、この3つのラインがサイドシルエットを構成している。

ボディサイズは、全長4850mm、全幅1860mm、全高1420mm、ホイールベースが2755mm。Cクラスより一回り大きいものとなっており、クーペでありながら後席まで十分な室内空間を確保することに繋がった。

フロントは、メルセデスのトレードマークであるスターパターンを採用したグリルを中心に、細目のヘッドライト、ロングボンネットに描かれたライン(パワードーム)が、ダイナミックかつ、スポーティなスタイルを生み出している。

タイヤ周りは、張り出すように形が強調されており、標準で19インチ、オプションで20インチのアルミホイールが選択可能だ。クーペスタイルのボディは流麗さと、パワフルなスポーツ志向の個性を併せ持つものとなっている。

リアは、張り出したデザインのフェンダーとトランクリッドに搭載されたスポイラーリップが特徴的。また、左右のダークレッドのトリムでつながれた 2ピースのリアコンビネーションランプという構成になっている。

◆スポーツ性と質感を備えた「最も知的な」室内空間
インテリアには、専用開発のスポーツシートをはじめ、「AMGライン」の3ツインスポークのステアリングホイールやARTICOのダッシュボードを採用し、スポーティーなドライブ空間と質感の共存が見られる。

12.3インチと11.9インチの 2 つの高解像度ディスプレイは前列をコックピットのように演出する次世代デバイスであるが、フロントウィンドウのカメラと連携して、ディスプレイに案内とライブ映像を同時に写す「MBUX ARナビゲーション」を始め、シート調整やモニター操作といったドライバーの習慣を学習、アシストするなどの機能を持つ3 世代の MBUXを採用しているというのも注目ポイントだ。メルセデスはCLEクーペを最も「知的なモデル」と称している。

後部座席は従来のCクラスクーペと比較して後席乗員の頭上空間が10mm、肩肘の空間が19mm、膝の空間が72mm拡大している。ボディサイズ、ホイールベースの延長に伴い、クーペらしいシルエットでありながら、後席にまで十分な居住性を提供している。また、トランク容量は60リットル増加、ゴルフバッグ3つを収容可能となっている。

◆後輪ステアリングで取り回し、安定性向上も
エンジンは、2.0リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。最高出力204ps、最大トルク320Nm を発揮。これに加え、エンジンとトランスミッション間に配置されたISG(マイルドハイブリッドシステム)による最大23ps、205Nmの電動ブーストが可能となっている。

足回りでは、標準装備として、快適な乗り心地と同時に、ハードコーナーリング時 など、一定以上の負荷がかかる際、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションが設定されている。

オプションには、連続可変ダンピングシステム搭載のDYNAMIC BODY CONTROLサスペンションを設定。路面状況やドライビングスタイルに応じてサスペンションセッティングを調節することで、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地が実現するという。

さらに、オプションにはリア・アクスルステアリングが用意される。日常シーンでの取り回し性の向上のほか、中高速域での安定性や優れたハンドリングも両立させている。

価格は850万円から。