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メルセデスAMG『G63』に改良新型、585馬力ツインターボを電動化
メルセデスベンツは、SUV『Gクラス』(Mercedes-Benz G-Class)の高性能モデル、メルセデスAMG『G63』の改良新型を欧州で発表した。
パワートレインは、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンで、最大出力585hp/6000rpm、最大トルク86.7kgm/2500~3500rpmを発生する。改良新型には、48ボルトテクノロジーと統合型スタータージェネレーター(ISG)を採用した。この電動化により、20hpのパワーと20.4kgmのトルクが短時間追加される。
トランスミッションは「AMGスピードシフトTCT 9G」で、駆動方式はAMGパフォーマンス仕様の4WD「4MATIC」だ。前後の駆動トルク配分は、40対60を基本とし、路面状況や走行状況に合わせて、変化する。サスペンションやブレーキなど、足回りは強化された。動力性能は、0~100km/h加速が4.4秒、最高速が220km/h。オプションのAMGパフォーマンスパッケージでは、0~100km/h加速が4.3秒、最高速が240km/hとなる。
フロントエンドは、エアインテークの前に3つの縦型ルーバーを備えたAMG専用の新しいバンパーが特徴。バンパーにはステンレススティール製インサートも装備されている。アダプティブマルチビームLEDヘッドライトを標準装備した。インテリジェントなライティング機能により、状況に応じて道路を照らし、84個の個別に制御可能な高性能LEDにより、現在の交通状況に対応する。テールライトにもLEDテクノロジーが採用された。
その他、ボンネットとドアミラーにAMGクレストが初めて採用された。シルバー塗装のブレーキキャリパー、パンチングブレーキディスク、5ツインスポークデザインの新しい20インチAMGアルミホイールがエクステリアを引き締めている。
ナッパレザー製のAMGパフォーマンスツインスポークステアリングホイールには、タッチコントロールサーフェスが採用された。AMGステアリングホイールのボタンには、ディスプレイと直感的な操作ロジックが装備される。ステアリングホイールのスポーク、センターディスプレイ、ドアシルパネル、フロアマット、フロントシートのバックレストには、AMGロゴを標準装備。トリムエレメントはブラックのピアノラッカー仕上げだ。