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BMW最小の「M」モデルに最強の「CS」投入確実! 伝統のダックテールがお目見え

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BMWのコンパクト2ドアスポーツカー『M2』の現行モデルに、最速・最強モデルとなる「CS」が追加されることが確実となった。開発テストをおこなうプロトタイプ車両の姿をスクープした。

凍てつくスカンジナビアの湖で捉えた車両のフロントエンドには複雑なエアインテークがいくつも配置されている。昨年、M2 CSと見られるプロトタイプを目撃していたが、そこで装着されていたフロントスプリッターが見当たらない。雪堤による破損を避けるため、取り外されているものと見られる。

足回りには20インチの827Mホイールを装着、赤いブレーキキャリパーも見てとれる。後部では『M3 CSL』や『M4 CSL』と同様に、CSの元祖とも言える「E9」からインスピレーションを得たダックテールスポイラーを装備しているほか、バンパーには、クワッドエキゾーストパイプがインストールされている。

M2 CSは、先代同様にスチール製の半分の重さのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製フードやルーフを採用、シャープな運転を可能にするサスペンションの調整が行われることが濃厚だろう。

インテリアには、アルカンターラの室内装飾、CFRPコンポーネント、そして多くのCSバッジを配置。12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムが搭載される。

ベースとなるM2では、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力459ps、最大トルク550Nmを発揮する。一方CSでは、改良された「S58」エンジンにより最大510psへと向上すると見られる。トランスミッションについて現段階では8速ATの搭載は確認されているが、6速MTは未確認だ。またM4 CSでは全輪駆動の「xDrvie」採用が予定されているが、M2 CSは後輪駆動となる。

ワールドプレミアは2024年内とも伝えられているが、遅れれば2025年前半となる。限定生産モデルとして登場することになるだろう。