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アルファロメオ初の電動SUV『ミラノ』、そのデザインを暴く…注目はリアの個性的ランプ!?
アルファロメオが4月にワールドプレミアを予定している、新型コンパクトSUV『MILANO』(ミラノ)。その最終デザインを大予想した。
ミラノは、欧州Bセグメントに位置するコンパクトSUVで、『ステルヴィオ』、『トナーレ』に続くSUVシリーズの第3弾。欧州以外の市場にも導入予定のグローバルモデルだ。
プジョー『e-2008』やジープ『アベンジャー』といったステランティスの親戚モデルと同様、電動車用の「e-CMP」プラットフォームを採用。ただしアルファロメオならではの差別化がハンドリングだ。開発は「セグメント最高レベルのハンドリング」を目指し、『ジュリアGTA』やスーパーカー『33ストラダーレ』を担当するエンジニアチームによってチェック。「正確なステアリング、高いグリップでの高速コーナリングを実現する」としている。
公式にプロトタイプの画像が公開されており、サイズ感やシルエットを確認することができる。ただしディテールはまだまだ不明な部分も多い。今回は厳重なカモフラージュの下にあるエクステリアデザインを、最新情報をもとに予想する。
まず気になるのはフロントマスクだろう。トナーレで採用した最新世代のアルファデザインを取り入れ、かなりシャープなものになるとみられる。伝統の三角グリル両側のヘッドライト内部には、3つの超薄型LEDデイタイムランニングライトが配置され、先進的な表情となるだろう。
側面は、ウエストラインがキックアップしていること、リアドアハンドルがウインドウ側のフレームに取り付けられていることはプロトタイプでも見られたが、キャラクターラインを最小限にしながらもダイナミックな抑揚のあるドアパネルは隠されていた部分だ。この色気はまさにイタリアンブランドのアルファロメオらしさと言ってもよいだろう。
そしてこれまで完全に隠されてきたのがリアエンドだ。シルエットとしてはオーソドックスなクロスオーバーSUVといった体裁だが、個性的なのがテールランプ。大きくラウンドしたクリアブラックのセクションに、L字型のLEDが並ぶというもので、かなりの存在感を放つものとなりそう。ブラックアウトされたバンパーの両サイドにはマフラーを模した排気口かエアアウトレットが設けられ、走りのよさを印象付ける。
パワートレインについては、プジョーe-2008と同じ54kWhのバッテリーパックが搭載され、同車の252マイル(406km)の航続距離に近づくはずだと予想されている。しかしプジョーとは異なり、全輪駆動が提供されるため、0-96km/h加速は大幅に向上すると見られている。
プジョーにはEVだけでなくICE(内燃機関)の選択肢も用意されており、ミラノも一部の市場ではハイブリッド仕様を投入すると見られている。