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三菱『エクスパンダー』にハイブリッド、市街地燃費は34%向上…タイで発表
三菱自動車は2月1日、クロスオーバーMPV『エクスパンダー』、『エクスパンダー・クロス』のハイブリッドを、タイ・バンコクで初公開した。
エクスパンダーは、居住性と多用途性を備えたMPVで、SUVの力強さと走りを兼ね備えている。2017年にインドネシアで発売されて以来、アセアン、中南米、中東などへ展開を広げ、2019年には最上位モデルのエクスパンダー・クロスを追加した。2022年度のグローバル販売台数は13万台以上で、三菱自動車の成長を牽引している。
新しいハイブリッドモデルは、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術を融合し、環境に優しく快適な走りを追求する。プラグインハイブリッドEVから派生したハイブリッドシステムにより、EV走行を任意で選択できる。また、新開発の7種類のドライブモードにより、天候や路面状況に応じた最適な走りを実現しているという。
主な商品特長には、環境に優しいモータードライブ、新開発の7つのドライブモード、快適な室内空間と専用外装アクセントがある。新開発の1.6リットルエンジンは、燃焼効率の向上と機械損失の低減により、燃費を約10%改善。市街地走行で約34%、市街地と高速走行を組み合わせた燃費で約15%の低燃費を実現した。
インテリアでは、8インチカラー液晶メーターや、ハイブリッドならではの情報を表示する機能を備えている。エクステリアには、「HEV」エンブレムやブルーのアクセントカラーを追加し、新たなボディカラーも設定されている。